私の写真タイトル

 白昼夢

≪12月≫小俣章二さんの作品  (No35)

題名ー「白昼夢」  

 偶然見上げた社の甍(いらか)に猫が座っていた。狙いをつけた私のレンズ目線を無視して遠方を見つめる姿は、毅然としていて、神秘的な雰囲気を醸し出している。古代エジプトで猫は人類繁栄の象徴として、人々から神格化されていたようだ。「もう一枚」とポジションを変えファインダーを覗く間の一瞬に猫の姿は消えていた。私は猫の幻を見たのか。

                                                                                                               (H21年12月31日まで展示

《大坪信二先生講評》
珍しい光景を写し撮りました。神社の軒先に、ちょこんと、ちゃっかりと澄まし顔で白黒の猫が鎮座?している
光景は珍しいです。ここは私の縄張りだと言わんばかりで遠くを眺めている姿で写し出されているようにも見えます。思わずカメラを向けられた気持ちはわかります。
 
また建物の一部に見事に彫刻がされた建物の部分に木漏れ日が当たり、猫と木漏れ日、彫刻とで何かを暗視しているような光景に見えます。でも写真作品として考えた時に、何を写したいのかが薄い感じがします。珍しい光景に思わず写されてしまったという感じがします。猫が居ることで何かをより感じさせることができるとよいのですが・・・。